115. Googlability Issue Again
Published on Nov 07, 2021
Episode summary
ヒトやマウスのゲノムに残されたレトロウィルス由来のタンパク質を配列解析によって発見し、それを利用した新しいRNAデリバリー手法SENDの原著論文を紹介しました。
Starring
Show notes
- Mammalian retrovirus-like protein PEG10 packages its own mRNA and can be pseudotyped for mRNA delivery … 今回紹介した論文はこちら。
- LTR (Wikipedia) … Long-Terminal Repeatの略で、ウィルスゲノムの両端に存在する配列。
- 免疫原性 (Wikipedia)
- レトロウィルス (Wikipedia)
- VLP - Virus like particle (Wikipedia)
- eCLIP … RNAとタンパク質の相互作用をシーケンサーによって網羅的に解析する手法。
- Pseudotyping (Wikipedia) … ウィルスを外来のエンベロープタンパク質などによって再構成する手法。
- Cre … DNAの組み換え酵素の一つで、Lox配列と呼ばれる配列を認識し、二本鎖DNAの組み換え酵素を誘導する。実験ではCreによるDNA組み換え反応によってGFPが発現し細胞が光る仕組みが利用された。
- 26. Cool tech googlability … CRISPR-Cas13システムを用いたプログラマブルなRNA編集技術であるREPAIRとRESCUEの原著論文について紹介した回。
Editorial notes
- 配列解析から未知のタンパクを見つけだし、それを利用したバイオテクノロジー開発にはロマンを感じます (Soh)
- まぁやはり検索問題ですよね…(関係ない) (tadasu)